こんにちは、Daiです。
今回は「そろそろ弦を替えたいけど、どの弦を選べば良いかわからない…」という方の悩みを解決する、アコースティックギター弦の選び方の基準とおすすめ弦2選+試してみると面白い弦2選をご紹介します!
弦を選ぶ際の重要なポイント3つ
①弦の太さ(ゲージ)
重要度:高
…エクストラライトゲージ、カスタムライトゲージ、ライトゲージ、ミディアムゲージなど
②弦の材質
重要度:中
…ブロンズ、フォスファーブロンズなど
③弦のメーカー
重要度:好みによる
…ダダリオ、エリクサー、マーチン、ヤマハ、アーニーボールなど他多数
弦を選ぶ時は、この3つさえ考えれば大丈夫です!
それでは、一体どれが最適なのかをまずは結論からお伝えします!
どれがいい?まずは結論から
Q.最適な弦の太さは?
…初心者の方はエクストラライト、慣れてきたらライトでOK!
Q.最適な弦の材質は?
…悩んだら、フォスファーブロンズでOK!
Q.最適な弦のメーカーは?
…迷ったらエリクサーかダダリオ、慣れたら色々試してみよう!
なので、最初に選ぶ弦は
Elixir(エリクサー) フォスファーブロンズ Extra Light .010-.047
もしくは
D’Addario(ダダリオ) フォスファーブロンズ Extra Light .010-.047
こちらの弦がオススメですね!
ここからはこの結論の理由と、それぞれの違いについて詳細をお伝えいたします!
弦の違い と 選び方
弦の太さの違い
わかりやすいように”エリクサー”で統一して説明していきますね!
弦の太さは大まかに各メーカーとも、細い順で「エクストラライトゲージ」「カスタムライトゲージ」「ライトゲージ」「ミディアムゲージ」に分かれています。
(メーカーによってはもっと細かく分かれている場合もあります。)
大体、パッケージの表に”ゲージの種類”が書いてありますので簡単に見分けられます!
パッケージの数字は弦の太さを”インチ”で表していて、
左の「10」が一番細い1弦の0.010インチ、右の「47」が一番太い6弦の0.047インチを表しています。
他のゲージと比較して、数字が低ければ細い、数字が高ければ太いと覚えてください。
太さによる特徴は下記のようなポイントがあります。
①細い弦…柔らかく押さえやすいが、音量や響きが下がる
太い弦…音量や響きは豊かになるが、硬く押さえにくくなる
②大体のアコースティックギターは、出荷時弦は「ライトゲージ」
③ギターを始めたばかりの方は、”弾きやすさ最優先”で選ぼう!
つまり、基準は「ライトゲージ」、ギター初心者の方は弾きやすさ最優先で「エクストラライトゲージ」を選べばOKです!
あとは、慣れてきたら好みに合わせてカスタムライトなどを選んでも良いですが、
ミディアムゲージは基本的にNG!
太い分弦の”張力”が強くなり、ギターに大きな負担が掛かります。
日本のギターメーカーK.Yairiは「ライトゲージよりも太い弦は張らないでください!」と注意書きするくらいのものですので、基本的にはやめておきましょう。
最悪、ギターのブリッジの接着が剥がれたり、ネックが大きく反ったりします。
弦の材質の違い
大きく分けて、フォスファーブロンズとブロンズの2つですね!
弦の金属の配合率が違います。フォスファーブロンズはリンという金属が混ざっていて、これはシンバルやサックスの材質にも使われる、響きの豊かな材質になります。
弦の見た目は、ブロンズは金色、フォスファーブロンズはピンクゴールドの色という特徴があります。
フォスファーブロンズ…煌びやかで響きが豊か
ブロンズ…落ち着いた響きで昔ながらのサウンド
このような違いがありますが、現在のスタンダードは「フォスファーブロンズ」です。
各メーカーほぼ全てのアコースティックギターが出荷時弦にフォスファーブロンズを採用しています。
なので、最初の内はフォスファーブロンズ一択で大丈夫です。
慣れてきたら、何度目かの弦交換のタイミングでブロンズ弦を試しに張ってみるのも面白いですね!
弦のメーカーの違い
同じ素材、同じ太さでもメーカーによって大きく音が変わる場合があります。
芯線のつくり、手巻き(ハンドメイド)かそうでないか、金属の配合量、製造方法などなど…様々な要因が重なって音の違いが生まれます。
絶対にこれが良い!というものはありません。
音も弾き心地も個人の好みや持っているギターとの相性もありますので、色んな弦を試してみるのが大事です。
今回は迷った時におすすめな、どのギターとも比較的相性が良い弦ブランドを2選+試してみると面白い弦2選をご紹介します!
どのギターにも好相性な おすすめ弦2選!
Elixir(エリクサー)
コーティング弦で寿命が長い&鳴りも綺麗なエリクサーです!
全機種エリクサーを採用しているTaylorを筆頭に、YAMAHAやFurchなど様々なギターメーカーがギター出荷時に張っている弦として使われるほど、サウンドや”長持ちさ”に定評があります。
弦は通常、張りたてが一番響く状態で、使えば使うほど鳴りが収まり1か月前後でサビていくのですが、エリクサーは張りたてのサウンドが数か月~半年キープ出来ます!
弦交換の頻度も抑えられ、満足できるサウンドが長くキープできるので、とてもオススメです。
D’Addario(ダダリオ)
世界で最も有名な弦メーカーのひとつです。
老舗のギター弦メーカーで、一番最初にアコースティックギター弦(ラウンドワウンド弦)を開発したメーカーはダダリオ(旧Darco)になります。
こちらもK.Yairiなど様々なギターメーカーの出荷時弦として採用されており、プロのギタリストでも愛用されている方が多いブランドとなっています。
クセがなく、どのギターにも比較的相性が良いのが特長です。
こちらはコーティング弦ではなく通常の弦ですので、1~2ヵ月で寿命となります
個性あり!試してみると面白い弦 2選
こちらでは、一度試してみるとお持ちのギターの新しい面が見られるような、個性を強く持った弦を2つ紹介いたします。
何度目かの弦交換の時に試してみると、「弦によってこんなに音が違うんだ!」という発見があり面白いかと思います!
ERNiE BALL(アーニーボール)PARADIGM
とにかく爆音です!
響きや鳴りが大きく上がりますので、「ギターの鳴りを良くしたい…!」という方に最適です。
エヴァーラスト・ナノ・トリートメントというコーティングが施されており、錆や劣化に強い仕様となっています。
R.Cocco(リチャードココ)
とても上品なサウンドです!
イタリアの職人によるハンドメイドで丁寧に作られており、整ったまとまりのあるサウンドで、繊細・上品な音になります。
落ち着いた癒されるサウンドが好きな方におすすめ!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
「弦をどうやって選べばいいかわからない…」という方へ、弦選びの基準がわかってご自身でも選べるように書かせていただきました。
改めてですが、最初の弦交換で弦選びを悩んだときはエリクサーのフォスファーブロンズ弦・エクストラライトゲージを試してみましょう!
皆さんのギター生活が幸せなものになりますように。
最後までご覧いただきありがとうございましたー!!