こんにちは、Daiです。
今回は、現在愛用しているエレアコのTaylor 314ceに抜群に相性が良いと思ったアクティブD.I.(エフェクター)をご紹介いたします。
エレアコは気軽にライブやレコーディングが出来て非常に便利ですよね!
ですが、シールドで繋いで音を出した時に「あれ?普段弾いてる時となんか音が違う…?」「音が細い…」「なんか物足りない…」と感じたことはありませんでしょうか?
私の愛用しているTaylorのエレアコも音は素晴らしいのですが、
アンプで出すとドンシャリ気味でスッキリし過ぎた音の為、弾き語りで使用する時に
歌が浮いてしまったり、ギターが薄く感じてしまうことが多々ありました。
いくら音量を上げても音が薄い、細いと感じてしまい、解決しなかった問題でした。
そこからコンプレッサー、ブースター、アコースティックエンハンサーなど様々なエフェクターを試しましたが理想の音には届かず…
そのように長い間エレアコの音に悩み続けていた中で、「これだ!」と100%納得出来るようなエフェクターに出会う事が出来ましたので、エレアコをご使用の方にぜひオススメしたいと思います!
ちなみに、普通は最初に「良い!」と思ってもライブなどを重ねるうちに「ここがもうちょっと…」と不満点が出てしまっていたのですが、このエフェクターは使えば使うほど「これが良い!」と思えたエフェクターでした。
Taylorの煌びやかなサウンドは活かしつつ、歌と綺麗に混ざり合う太い存在感のあるサウンドになります。
「歌とギターだけで成立する!」としっかり思えたエフェクターです。
それではここからご紹介致します!
エレアコをライブで使う際におすすめのエフェクターはこちら!
Animals Pedal / Firewood Acoustic D.I.
動物のイラストが可愛らしい、Animals Pedal / Firewood Acoustic D.I.です!
アコギ用のアクティブDIという種類のエフェクターになります。
DIというと2〜4万円くらいのイメージがありますが、比較的お手頃に手に入れられる機種ですね。
Animals Pedalは、One Controlなどを取り扱っているLEP INTERNATIONAL(国内メーカー)のプライベートブランドということで、しっかりした作りなのにお手頃となっているようです!
当時レビューも少なく、「どうなんだろう?」という感じで試してみましたが
繋げて音を出した瞬間「おぉー!!」と思える満足感がありました!
エレアコの細い音に自然な厚みを出してくれる、まさに望んでいた音を出してくれました。
そんな理想の音に近付けてくれたエフェクターの、おすすめポイントをより詳しくご紹介します!
おすすめポイント その1
このFirewood Acoustic D.I.は通すだけでも音の輪郭が際立つのですが、エレアコに抜群に相性が良いと思ったポイントは真ん中の「MIDノブ」です!
800Hzという中音域を上げ下げ出来るのですが、
ちょうどエレアコ(特にTaylorギター)の足りない音の部分を補ってくれました。
効き方が自然なのに効果抜群な感じです。
ここを上げることで、音に厚みが出て前に出てくれるようになります。
煌びやかだけどスッキリしてて後ろに引っ込みがちなTaylorのサウンドを、ジャストで補ってくれました。
おすすめポイント その2
機能はシンプルながら、エフェクトのセンドリターンと、他のエフェクターに電源供給できる9V出力が付いています。これはありがたいです。
このセンドリターンには「リバーブ」エフェクターを繋ぐのがベストかなと思います。
通常の繋ぎ方(直列)で繋ぐと、例えば元のギターの音量が100だとしたら、リバーブのmixを半分上げると、元のギターが50、リバーブサウンドが50でミックスされます。
そうするとどうなるかというと、リバーブをオフからオンに切り替えた時にギターの音量がガクッと下がって聞こえてしまいます。
そこでセンドリターンに接続すると、どれだけリバーブをかけてもギターの音量が100のまま、リバーブサウンドをそこに足してくれるので、リバーブのオンオフでギターの聴感上の音量が変わらず、原音がハッキリしている分とても聴きやすいサウンドになります。
電源もエフェクター1台分供給ができ、Firewood Acoustic D.I.用の電源アダプター(+DCケーブル1本)さえ持っていけばリバーブも起動出来るので、機材がかさばらないのが嬉しいところでした!
D.I.の中ではコンパクトですので、上手く収納すれば全部ギターケースのポケットに入れて持っていけます。
実際に録音してみた!
やはり実際に音を聞いてみないと伝わらない!
ということで、実際にエレアコ(Taylor 314ce)からFirewood Acoustic D.I.に繋いでレコーディングをしましたので、音の変化をぜひ聞いてみてください。
※エフェクターを通す以外は同じ設定・条件で録音をしています。
※どちらも後述のリバーブエフェクトを掛けています。
まずはD.I.オフの音源をお聴きください。
続いてD.I.オンの音源です。
いかがでしょうか?
オフの状態でも音が良いのはさすが314ce!
ですが、オンにすると音が前に出て厚みのある音になっていますね!
オフの状態でもサウンドは綺麗なのですが、やはり音がスッキリしているので、ここに歌を乗せるとギターと歌が上手く混ざらず、水と油のように分離してバラバラに聴こえることがあります。
Firewood Acoustic D.I.を使うことで煌びやかな音はそのまま、音に厚みが出て歌と綺麗に混ざり合うことが出来ました。
このD.I.を持っていなかった頃は、自分のギターの音に疑問を持ちがちで迷いながら弾くことも多かったのですが、使用するようになってからは思う存分演奏に没頭できるようになり、弾いていてとても心地が良いです。
ちなみに、エフェクターのセッティングはこのようにしました。
MIDを上げて、HIGHも少し上げ気味にしています。
本当に素敵なエフェクターに出会えたと思います。
おまけ:一緒に使用したリバーブをご紹介
Neunaber Audio Effects / Immerse Reverberator MkII
今回の参考音源の演奏ではこちらのリバーブも使用しました!
いくつかの種類のリバーブが内蔵していて、この中のWET reverbという、Neunaberの代表的なサウンドを使用しています。
コードを一度鳴らすだけで「曲になってくれる」ような、幻想的な雰囲気のある音に変化させてくれます。
7種類のリバーブはどれも実用的なので、エレキ・アコギ問わず様々な場面で使用できます。
ライブで共演した方が使用されていて、聴いた瞬間「これだ!!!」となり即購入してしまいました…!笑
こちらも非常にお気に入りのエフェクターです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
エレアコの「物足りない…!」という部分をしっかりと補ってくれるエフェクターになっています。
お持ちのエレアコを「もっと厚みのある良い音にしたい!」という方はぜひ使ってみてくださいね!
それでは、皆さんのギター生活が素敵なものになりますように。
最後までご覧いただきありがとうございましたー!!