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演奏のコツ

コードチェンジ最大のコツ!「軸指(じくゆび)」の考え方!

こんにちは、Daiです!

ギターを始めて、何とかコードは押さえられるようになってきた!
でも、別のコードに切り替えようとすると全然スムーズにいかない…!
とお悩みの方は多いのではないでしょうか?

 

そんなお悩みを解決するための考え方のひとつ、
コードチェンジの際のコツ「軸指(じくゆび)」について解説します!

コードダイアグラム譜の読み方にまだ自信がない…という方はまずはこちらをご覧ください!
コードダイアグラム譜の読み方◆コードダイアグラム譜とは・・・ ギターコードの押さえ方をわかりやすく譜面化したものです。 普通の楽譜(五線譜)のような6本の線...

軸指とは?

ギターを弾ける方が共通して無意識にやっているコードチェンジの際の動きは、
「コード」と「コード」、2つコードの中で共通している指(押さえる場所)を指板から離さない、ということです。

初心者の方は、コードチェンジの時に一旦全部の指を離してしまいがちです。

これを共通している指を離さず、その指を軸としてコードを切り替える意識を持つだけで、格段にコードチェンジがやりやすくなります。

 

このコードとコードで共通した押さえる箇所の指を「軸指(じくゆび)」と呼んでいます。

野球のバッターがボールを打つ時に、地面から離さずバランスをとる足を「軸足」というように、コードチェンジの際に指板から離さずにバランスをとる指を、わかりやすくイメージ出来るように「軸指」と名前を付けた造語です。

まだ軸指という言葉は広く知られてはいません。
・・・というより今現在誰も言っていませんし、検索でもヒットしません!笑

私が、初心者の方でもコードチェンジがイメージしやすいように作った言葉ですので、もしギター仲間に「軸指が~」と言っても訝しがられます。
(分かりやすいので、広まってくれたらいいなと思っています)

「コードチェンジが上手くいかない…」と悩んでいる方は、「軸指」を意識して練習していきましょう!

 

それではここからは実践編です!

 

前後のコードの「軸指」を探そう!

「軸指」は、前のコードと後ろのコードの押さえる指と位置が一致した時に生まれます。

今回は良く出てくるものの切り替えに時間がかかりやすい
Fコード→Cコードへのコードチェンジを例にして進めていきます。

「Fコードがそもそも押さえられない…」という方も多いと思いますので
その場合はこちらを飛ばして次の「簡単コードを使って軸指を探そう!」へ進んでください。

DAICHAN
DAICHAN
私もギターを始めて1年間はFコードの音が出ませんでした…笑

 

 

それでは、ここからはFコード→Cコードの軸指を意識したコードチェンジのコツをお伝えします!

Fコード→Cコードでの軸指(共通の位置を押さえる指)は薬指!

FコードとCコードのダイアグラム譜をよく見ていただくと
1か所だけ共通した押さえるポイントがあります。

5弦の3フレットですね!
そしてどちらも薬指で押さえています!

この「場所」「使う指」一致している個所を探すクセをつけていけると、一気にコードチェンジのイメージがしやすくなります。

補足:ちなみに、2弦1フレットも共通じゃないの?と思った方、よく見ていますね!さすがです!
こちらはFコードは人差し指の”腹”の部分、Cコードは人差し指の”指先”で押さえているので、別の指を使っているとして考えて「軸指ではない」としています。
実際、ここを軸にしてコードチェンジをすることは出来ませんので、今回の軸指は5弦3フレットのみといたしました。




実際にやってみよう!

それでは実際に、写真を見ながらご一緒にFコード→Cコードへの「軸指」を意識したコードチェンジをやってみましょう。

①Fコードを押さえる

②薬指以外の指を離す

この時、薬指は意識的にグッと押さえる必要はありません。
位置を動かさないように、弦に軽く触れるくらいで大丈夫です。

③ ひとつひとつ押さえる指を確認して、Cコードを押さえる

ゆっくりで大丈夫です。
人差し指、中指と順番に場所を確認しながら押さえていきましょう。

 

コードを押さえる形に慣れてきたら・・・

F→Cへのコードチェンジの際に薬指以外が弦から離れた状態で、指が離れたままおおよそCコードの形に持っていけると、そのまま降ろすだけでいいのでさらにスムーズにコードチェンジが出来ます!

③ 空中で他の指や手の形を、おおよそCコードの形にする

 

④そのままの形で指を降ろしてCコードを押さえる

この流れを繰り返して、徐々にスピードアップしていけると、滑らかに曲を演奏することが出来ます。

 

でも、そもそもFコードが難しい…という方は非常に多いと思います。
「Fコードはこの形で弾けないといけないのか…」なんてことは全くありません。

押さえ方はひとつではありませんので、上記のバレーコードのFコードから
「簡単コードのFコード」に置き換えてコードチェンジをしてみましょう!

 

 

Fコード→Cコードをもっと簡単に!
「簡単コード」をつかって「軸指」を探そう!

◆簡単コード

 

FコードもCコードも押さえ方が似ていて、非常にコードチェンジが行いやすくなっています。

こちらも共通した「軸指」を探していきましょう!

「簡単コード」についてはこちらに一覧でまとめています。
誰でもすぐ弾ける!超簡単ギターコード一覧世界一簡単なコード表! 初心者の方がすぐに弾けて、出来るだけギターが長続き出来るようにという思いを込めてDAICHANが作成した「簡単コード」の一覧です。弾きたい曲のコードを簡単コードに置き換えて、すぐに演奏を楽しみましょう!...
DAICHAN
DAICHAN
この他にも様々なコードが、初めての方でも押さえやすいよう簡単になっていますので、ぜひご活用ください!

 

簡単コードでのFコード→Cコードの軸指は人差し指!

中指は2フレット、薬指は3フレットを担当し、人差し指を軸にして中指と薬指を“形はそのままひとつ上にずらすだけ”で簡単にコードチェンジが出来ます。

 

①Fの簡単コードを押さえる

 

②人差し指を軸指にして、中指・薬指を離す

 

③中指・薬指をひとつずつ上にずらし、Cの簡単コードを押さえる

コードチェンジがしやすく、先ほどよりとても簡単になりましたね!

 

簡単コードなら他のコードへの移行も楽々!

ちなみに、FCの他に一緒によく使用するG、Em7、Am7、Dm7コード
簡単コードを使えば「1フレットは人差し指、2フレットは中指、3フレットは薬指」で全て押さえられるので楽々コードチェンジが可能になります。

軸指の考え方と合わせると、初めての方でもスムーズにコードチェンジが出来る=すぐに曲を演奏することが出来るようになります。

詳しい内容はこちらでまとめています!

簡単コードチェンジのコツ!初めの定番「C→F→G→C」編!だれでも手軽に!簡単コードを使って最初に出てきやすいコード進行「C → F → G → C」のコードチェンジのコツをご紹介! こん...




おわりに

いかがでしたでしょうか?

少しでもコードチェンジが楽になり、「ギターで曲を演奏して楽しむこと」に近付けたら嬉しいです!

皆さんのギター生活が幸せなものになりますように。
最後までご覧いただきありがとうございましたー!!

ABOUT ME
Dai
Dai
音楽制作の専門学校卒→音楽関係の会社員として勤務。 アコースティックギターを始めたばかりの方と一緒に演奏する機会が多く、「どうしたら挫折せず長続きできるか」「最短でギターの楽しさを実感できる方法はないか」と考えて作成した独自の『簡単コード』の紹介を中心に記事を更新していきます。