こんにちは、Daiです!
昨今、17LiveやPococha、ツイキャス、Youtube Live、Spoonなど、だれでも手軽に生配信を行えるプラットフォームが急激に増えてきました。
その中で、機材選びに悩まれている方も多いかと思います。
ということで今回は、「AG03 MK2が本当にベストなの?配信に使えるミキサー型オーディオインターフェースを各メーカーで比較!」と題して、どのような違いがあるのか分かりやすく比較していこうと思います!
と、ご紹介の前に「AG03MK2」についてまずはご紹介します!
ロングセラーAG03の後継機「AG03MK2」
旧モデルのAG03の素晴らしさは後述しておりますが、ほぼ全ての良さを引き継いだ上で下記の部分が向上しています!
AG03→AG03MK2でどう変わった?
進化のポイント5つご紹介!
1、ブラックカラーが追加!ホワイトと2色展開に!
今までのAG03に近いイメージのホワイトに加え、ゲーミングなどスタイリッシュなセッティングにも合いそうなブラックが追加されました!
ご自身の環境やイメージに合わせて選べるのが良いですね!
2、フットスイッチで音声のミュートが可能に!
AG03MK2には「FOOT SW」というフットスイッチ専用の入力があります。
こちらにヤマハ FC5を繋げることで、配信中などに足元で音声のミュートが可能に!
わざわざフェーダーを上げ下げすることなく、様々なシチュエーションに対応できます。
3、USBのみならずAUX接続に対応!
中央のAUX端子が入力のみならず出力にも対応!
これにより、アンドロイドスマホへの接続が容易になったり、今まで非対応だった「Clubhouse」などの様々な配信アプリにも対応出来るようになりました!
4、USB-C接続による電圧上昇で音質UP!
「USB-C採用とともに改善された内部回路によりAG03MK2は従来モデルに比べ音質も向上し、さらにプロフェッショナルなレベルでの配信を可能にします。また、USB-Cの信号転送と電力供給の性能は安定した動作をご提供します。」(公式HPより引用)
とのことで、AG03よりも音質が向上しています!
5、iOSでもリバーブなどの細かい設定・調整が可能に!
今まで、リバーブやイコライザーなどのエフェクトはPCのみでしか調整が出来なかった為、PCで設定→スマホに繋ぎ直して配信という手間がありました。
ですが、AG03MK2では専用の「AG Controller」でiOSデバイスからの設定が可能に!
実際に配信して「リバーブをもっと深くかけたい」「もっとエコーを薄めにしたい」といった設定がiPhoneなどで手軽に出来るようになりました!
以上がMK2で変わったポイントになります!
それでは、ここからは基準となるAG03 MK2のご紹介から!
YAMAHA AG03 MK2
生配信用で迷ったらコレ!
操作は簡単!機能は抜群!の初心者におすすめ機種
音質 | |
---|---|
操作性 | |
コスパ |
配信に便利なエフェクト機能
エコー | |
---|---|
コンプレッサー |
接続対応
Mac・PC | |
---|---|
iPhone・iPad・Android | ※ |
PS・Switch |
※接続にはApple Lightning – USBカメラアダプタや、AG03 MK2への電源供給のためのUSB Type-Cケーブル、USBコンセントが必要になります。接続用のUSBケーブルは付属しています。
向いている配信・用途
歌配信 | |
---|---|
弾き語り配信 | |
楽器配信 | |
トーク配信 | |
スマホゲーム実況 | |
ゲーム(ハード)実況 | ※1 |
複数人配信 | ※2 |
レコーディング |
※1 ゲームハードのUSB端子に直結は不可ですが、マイクとゲーム音声を別々でOBSに取り込めば配信は可能です。
※2 マイク2本を接続するのは難しいですが、歌(マイク)と楽器(ギターやキーボード)での2人配信は可能です。
大定番の機種でミキサー型オーディオインターフェースではダントツで人気の機種になります。
生配信用でしたら何も考えずにこれを選んで良いほど出来ることが多くて操作が簡単という二律背反であるはずの2つを両立させた素晴らしいUSBミキサーです。
特に歌の生配信では最高の性能と使いやすさを発揮します。
AG03 MK2が最も配信に向いている6つの理由
・エコーのオン/オフがスイッチひとつで出来る
※画像はAG03になります
→カラオケやお風呂で歌っていると、自分の歌がより良く聞こえたことはありませんか?
歌にエコーは非常に重要なエフェクトになっていますので、ワンタッチで簡単に歌のクオリティがアップします!
エコーがあると良い歌と、エコーの必要ないトーク部分で簡単にエコーのオンオフを切り替えられられます。
・音を揃えたり綺麗にするコンプレッサーとイコライザーのオン/オフがスイッチひとつで出来る
→歌のボリュームに合わせるとトークが聞こえづらく、トークに合わせると歌が大きすぎて音割れする問題を解決!
サビの大声量も小さなささやき声も音量をある程度一定に自動で揃えてくれます。
イコライザーはこもった音などをハッキリさせたり、ノイズが乗りやすい余分な低域をカットしてくれる効果があります。基本かけっぱなしでOK!
これがなかなか、機能として付いているUSBミキサーが他にありません。
配信時の聞きやすさを抜群に上げてくれるので、これも配信用オーディオインターフェースを選ぶ際にAG03 MK2を選択する最大の理由のひとつでしょう。
・オーディオプレーヤーやスマホを使ったBGMの入力がわかりやすい
→ほかの機種では意外と搭載されていない、BGM専用入力端子があります。
ここにオーディオプレーヤーや、配信で使用する以外のiPadやスマホなどをつなぐことで、簡単に歌やトークのBGMを流すことが出来ます。(著作権には注意!)
接続はミニプラグのオーディオケーブル1本で可能で、ミキサーが初めての方にもやさしい仕様です!プレーヤーのイヤホン出力端子と繋ぎましょう。
(iPhoneをBGM用として使う場合はApple Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタと、ミニプラグのオーディオケーブルを使用しましょう。)
・ヘッドセットが使える
→これも意外と他機種では備わっていません!
「ヘッドセットしか持ってない!」「ヘッドセットのマイクを使いたい!」という方もOKです!スマホゲーム実況などにも向いていますね。
ヘッドセット入力に差した場合は、ヘッドセットのマイクは1chでボリューム調整やエコーなどのコントロールが出来ます。
・iPhoneやiPadなどのiOSにも接続可能!※
→17LiveやPocochaなど、スマホアプリでの配信の場合はこの機能は必須ですね!
Androidは基本的に接続不可なので注意です。
※AG03に限らず他の機種もおおよそ同様ですが、接続にはApple Lightning – USBカメラアダプタや、AG03への電源供給のためのUSB Type-Cケーブル、USBコンセントが必要になります。
・エレキギター直結でもアンプサウンドが出せる
→アンプやエフェクターを通さなくても、シールド1本でギター入力に繋ぐだけで本格的なアンプサウンドが出せる機能があります!
エレキギターでの配信をされる方は手軽に演奏が出来て便利!
以上がAG03 MK2が選ばれる理由です!
とにかく「便利で簡単に配信クオリティを上げられる」に尽きます。
2人配信の機会もあるなら YAMAHA AG06MK2!
マイクを2本使った配信(二人で配信など)をする場合は、機能はそのまま入力数が多くなったAG06を使いましょう!
AG06MK2ではコンデンサーマイクが1,2chどちらにも対応!
2本のコンデンサーマイクで配信が可能です!
他の追随を許さない性能となっています。
ここからは、AG03 MK2に似た配信向けミキサー型インターフェースを比較・ご紹介していきます!
Soundcraft Notepad-8FX
有名海外メーカー版AG03!
音質 | |
---|---|
操作性 | |
コスパ |
配信に便利なエフェクト機能
エコー | |
---|---|
コンプレッサー |
接続対応
Mac・PC | |
---|---|
iPhone・iPad | ※ |
PS・Switch |
※接続にはApple Lightning – USBカメラアダプタと、USBケーブルが必要です。※USBケーブルが付属しておらず別売りなので注意!
電源は付属のACアダプターで駆動しますので、電源について別途必要なものはありません。
向いている配信・用途
歌配信 | |
---|---|
弾き語り配信 | |
楽器配信 | |
トーク配信 | |
スマホゲーム実況 | |
ゲーム(ハード)実況 | ※1 |
複数人配信 | |
レコーディング |
※1 ゲームハードのUSB端子に直結は不可ですが、マイクとゲーム音声を別々でOBSに取り込めば配信は可能です。
AG03との対抗馬はこちらになるでしょう!
スタジオミキサーで世界的に有名なイギリス音響機器メーカーの家庭用ミキサー型インターフェースです。
入力はAG06よりも多くマイクも2本つなぐことが出来、価格はAG03よりも安価という点が優れています。
しかもAG06では出来ない、コンデンサーマイク2本を使用した配信や録音も可能!
→※AG06mk2ではコンデンサーマイク2本使用が可能になりました。
エフェクトはレコーディングスタジオなどで使用される優秀なLexicon製のエコー(リバーブ)の他、ギター演奏などで実用的なディレイやコーラスなどといったエフェクトも搭載しています。
AG03 と Notepad-8FX の違い
AG03よりも優れた点は「安価なのに入力数が多い」「エコーやEQなどの強弱をリアルタイムで微調整できる」「コンデンサーマイク2本での配信・録音が可能」という点です。
AG03よりも劣る点は「操作や接続に慣れが必要で少し難しい」「コンプレッサーがない」「エレキギター用のアンプシミュレーターがない」という点です。
「ミキサーの操作になれている」、歌とトークの切り替えなどのような音量変化があるシチュエーションが少なく「コンプレッサーが必要ない」という方にはベストな選択です!
エフェクトが優秀なので、コンプをあまり必要としない「楽器演奏&トーク配信」にはかなり力を発揮してくれるでしょう!
マイクを2本使った2人配信が出来るのも魅力的ですね!
AG03はみんな使ってるから、何か別のものはないかな〜という方にもベストです!
Soundcraft Notepad-5
Notepad-8FXからエコーなどのエフェクトを省き、マイクの入力数も1に減らしたモデル。
Soundcraft製なので音質もしっかりしており、エコーなどが必要なくマイクも1つしか使わない場合は比較的リーズナブルで品質も安心なUSBミキサーです。
※USBケーブルは別売りなので併せて揃えましょう
MACKIE ProFX6v3
録音にも向いた PC専用の高音質USBミキサー
音質 | |
---|---|
操作性 | |
コスパ |
配信に便利なエフェクト機能
エコー | |
---|---|
コンプレッサー |
接続対応
Mac・PC | |
---|---|
iPhone・iPad | |
PS・Switch |
※PCと接続用のUSBケーブルは付属しています。
向いている配信・用途
歌配信 | ※PCのみ |
---|---|
弾き語り配信 | ※PCのみ |
楽器配信 | ※PCのみ |
トーク配信 | ※PCのみ |
スマホゲーム実況 | |
ゲーム(ハード)実況 | ※1 |
複数人配信 | ※PCのみ |
レコーディング | ※PCのみ |
※1 ゲームハードのUSB端子に直結は不可ですが、マイクとゲーム音声を別々でOBSに取り込めば配信は可能です。
AG03が品薄となっていた際に注目された機種のひとつですね。
(※公式ではiOS対応の表記はなく、PC専用機種となります。
amazonなどで、iOSでも使用可能とのレビューもありますが、音量が極端に小さくなったりと不具合が見られますので、やはりPCでの配信や録音の用途の場合のみ、選択肢に入る機種です。)
音質とエフェクトに優れた機種で、プリアンプはスタジオクオリティの「ONYX」を搭載、エフェクトが24種類も入っており、サウンドに関して優れた機種です。
レコーディング用としても優秀なミキサー型オーディオインターフェースとなっています。
AG03 と ProFX6v3 の違い
AG03よりも優れた点は「音質の良さ」「エフェクトの豊富さ」「入力数の多さ」「エコーやEQなどの強弱をリアルタイムで微調整できる」です。
AG03よりも劣る点は「価格が少し高い」「iPhoneなどのiOSに繋げられない(PC専用)」「コンプレッサーがない」「エレキギター用のアンプシミュレーターがない」「操作に慣れが必要」「Windows10での初期接続設定が少し手間」という点です。
iPhoneでは配信を行わず、PCのみで生配信や録音をしたい場合はおすすめです。
ART USB MIX4
機能シンプルで安価さを求める方や、ゲーム機直結のゲーム実況OBS配信での使用ならコレ!
音質 | |
---|---|
操作性 | |
コスパ |
配信に便利なエフェクト機能
エコー | |
---|---|
コンプレッサー |
接続対応
Mac・PC | |
---|---|
iPhone・iPad | ※ |
PS・Switch |
※接続にはApple Lightning – USBカメラアダプタや、電源供給のためのmicro USBケーブル、USBコンセントが必要になります。接続用のUSBケーブルは付属しています。
向いている配信・用途
歌配信 | ※エコーなし |
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弾き語り配信 | ※エコーなし |
楽器配信 | |
トーク配信 | |
スマホゲーム実況 | |
ゲーム(ハード)実況 | |
複数人配信 | |
レコーディング |
YAMAHA AG06にデザインの配置などが非常によく似たミキサー型オーディオインターフェースです!
ドライバー不要でUSB AUDIO CODECとして認識される為、ゲームハード(PSやSwitch)のUSB端子に直結してお持ちのマイクやヘッドホンを使用できます。
ゲーム機直結可能なのは「USB MIX4」がUSBミキサーで唯一なので、そこが最大の利点になります。
価格がお求めやすく、音質もしっかりとしています。
また、AGシリーズと同様「BGM専用入力」があるのも魅力的です。
操作感も似ているため、AG06からエコーとコンプレッサーをなくした廉価版のような位置づけです!
AG03 と USB MIX4 の違い
AG03よりも優れた点は「マイクが2本繋げられる」「価格が安い」「PS4,PS5やswitchに直接接続できる」という点です。
何より、ミキサー型インターフェースで唯一ゲーム機にUSB接続した際にマイクなどの入力が可能な点が優れものです!
AG03に劣る点は「エコーなどのエフェクトがない」「コンプレッサーがない」「エレキギター用のアンプシミュレーターがない」という点になります。
エコーなどがある利点は歌配信の際に歌にはエコー、トーク時はエコー無しが気軽に切り替えられるという点なので、歌や弾き語りでの配信を行う場合はAG03を選びましょう。
「トーク配信」「楽器配信」「ゲーム実況配信」の場合はオススメで、こちらの方がお安く済みます!
ART USB MIX6
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MIX4にはないエコーなどのエフェクトが16種類も内蔵していますが、デザインがザ・ミキサーの配置であまり生配信向きではなく、価格大きく上昇するので、エコーなどが必要な場合は素直にAG03もしくはAG06を選ぶのが良いでしょう。
ALLEN&HEATH ZEDi-8
独特なデザインのUSBミキサー!
音質 | |
---|---|
操作性 | |
コスパ |
配信に便利なエフェクト機能
エコー | |
---|---|
コンプレッサー |
接続対応
Mac・PC | |
---|---|
iPhone・iPad | ※ |
PS・Switch |
※接続にはApple Lightning – USBカメラアダプタと、USBケーブルが必要です。※USBケーブルが付属しておらず別売りなので注意!
電源は付属のACアダプターで駆動しますので、電源について別途必要なものはありません。
向いている配信・用途
歌配信 | |
---|---|
弾き語り配信 | |
楽器配信 | |
トーク配信 | |
スマホゲーム実況 | |
ゲーム(ハード)実況 | ※1 |
複数人配信 | |
レコーディング |
※1 ゲームハードのUSB端子に直結は不可ですが、マイクとゲーム音声を別々でOBSに取り込めば配信は可能です。
ALLEN & HEATHは、イギリスのミキサー・ブランドです。
独特なデザインで、ご紹介した中では最も安価なUSBミキサーになります。※2022年7月時点で大きく価格が上昇し、以前の価格の3倍近くになりました。AG03mk2の代わりに選ぶ理由はほぼ無くなったかと思います。
機能はシンプルで、マイクを2本挿すことが出来ます。
AG03 と ZEDi-8 の違い
AG03よりも優れている点は「マイクが2本繋げられる」「個性的なデザイン」「価格が安い」です。
AG03より劣っている点は「エコーなどのエフェクトがない」「コンプレッサーがない」「エレキギター用のアンプシミュレーターがない」「ボリュームを0にしても無音にならない(ほんの少しだけ音が出る)」「スピーカー出力がバランス出力しかない」点です。
シンプルなつくりで、他とは違う独特なデザインをお探しの方にはオススメです!
単純にシンプルさとお求めやすさで選ぶなら「ART USB MIX4」の方が使いやすく良いでしょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
AG03を基準に他数機種を比較いたしましたが、「やはりAG03が良い!」という方もいらっしゃれば、用途によっては「別の選択肢もあった!」という方もいらっしゃったのではないでしょうか。
少しでもお選びの際のお役に立てれば幸いです!
改めて、選ぶ際の基準のまとめはこちらになります!
基本的にどの用途でも間違いなし! → AG03MK2 (マイク2本使う可能性があるならAG06MK2)
比較的安価でAG06に近いもの→ Notepad-8FX
PCのみでの使用で音質重視 → ProFX6v3
エコーやコンプレッサーは必要ない・安価で使いやすいもの → Notepad-5 / ART USB MIX4
デザイン性重視で独特なものがいい → ZEDi-8
ぜひこちらをご参考になさってみてください。
皆さんが配信や音楽を通じて充実した生活が送れることを願っています!
それでは、またお会いしましょう!