◆コードダイアグラム譜とは・・・
ギターコードの押さえ方をわかりやすく譜面化したものです。
普通の楽譜(五線譜)のような6本の線をギターの弦に見立て、押さえるポイントを●で表しています。
どこを押さえれば良いか直感的にわかるギター専用の楽譜です。
その他の記号の意味や読み方のコツ、具体的にどのように押さえるかなど、初めての方でもわかりやすいように解説していきます。
コードダイアグラム譜の読み方
縦線がフレット、横線が弦を表しています。
ギターの指板を簡略化したイラストのような形ですので、そのまま押さえる事が出来ます。
読み方の注意点
最大の注意点は、正面から見たギターと上下左右逆さまになっている点です。
コードダイアグラム譜は、上が細い弦の「1弦」、下が太い弦の「6弦」になっています。
同じCコードですが、コードダイアグラム譜はギターを正面から見た時と逆さまです。
ですが、慣れると この方が分かりやすい理由があります。
見方のコツとしては、ギターコードを押さえて上から指板を覗き込んだ時を思い出す、もしくは今ぜひ試してみてください。
当たり前ですが、自分の視界の中では細い1弦が上、太い6弦が下にきていますね。
つまり上下逆さまの方が、弾いている側から見たコードのまんまの形になっているということになります。
僕ら人間は地面に近い方を下と認識しがちですが、視界に映ったものそのままを確認すれば大丈夫ということです。
見たまんまなので、慣れてくるととても楽になります。
記号「●」「×」「○」の意味と優先順位
● → 左手の指で押さえるポイント
× → 左手の指で”触って”ミュートする弦
○ → 何も押さえずに音を鳴らす開放弦
このような意味になります。
「●」「×」「○」を最初から全て意識して弾こうとすると「出来ない〜!」とパンクしてしまいますので、最初にコードを練習する際の意識する優先順位はこのようにしていきましょう。
●(押弦):優先順位 No.1
指定の位置を指で押さえて鳴らすポイントが●です。
コードの音を鳴らせるようにする為、まずは●の音が出るように最優先で練習していきましょう。
コードを押さえる基礎になるので、一番目の優先度です。
人差し指は1〜2フレット、中指・薬指は2〜3フレットを押さえることが多いです。
×(ミュート):優先順位 No.2
×は左手の指で触れる事で音を響かないようにするミュートになります。
6弦の×は基本的に親指を上から回して触れることでミュートします。
×が鳴ってしまうと、コードの機能が変わってしまったり不協和音になってしまう場合があるので、●の次に気をつけていきましょう。
ただ、初めのうちはまずは●を意識して音を鳴らして「なんか音が変?」と思ったら×を意識する流れでも大丈夫です。
例:Cコード、Am7コードなど
6弦+5弦が×の場合も、どちらも親指で触りミュートします。
(手首や手の回し方に少しコツがいります)
例:Dコード、Dm7コード、Fの簡単コードなど
1〜4弦の×は、他の押さえている指を触れさせてミュートします。
ちなみに右手は、×のところを弾かないようにする必要はありません。
左手の指が触れていればある程度音は鳴りませんので、そのまま1〜6弦全てをストロークします。
○(開放弦):優先順位 No.3
○が書いてある弦は、何も押さえず鳴らしましょう、という表記です。
これを”開放弦”と言います。
開放弦は鳴った方がもちろん良いですが、鳴らなくてもコードとして成立する場合があるので、●や×に慣れてきてから意識するようにしても大丈夫です。
意識出来る余裕が出てきたら、○の弦は指が触れてミュートしないように注意していきましょう。
●はどの指で押さえるのが正解か
指で押さえるポイントを表す●ですが、実はどの指で押さえるかまでは書いていないものが大半です。
前後のコードの影響で、その時々で押さえる指が変わるコードも中にはあります。
コードひとつひとつで考えるよりも、良く使うコード同士でまとめて覚えていった方が、コードの切り替え(コードチェンジ)もスムーズに出来る様になっていきます。
コードダイアグラム譜が読めるようになったら、まずはこちらからコードの練習を行っていくと、指づかいも理解できてオススメです!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
コード練習に便利な「コードダイアグラム譜」の読み方がイメージできましたでしょうか。
コードダイアグラム譜が読めるようになったら、こちらの「簡単コード一覧」を見ながら実際にコードを練習してみましょう!
ぜひこれからもギター演奏を楽しんでいってくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございましたー!!