こんにちは、Daiです!
今回は、ギターのチューニング方法について、始めたばかりの方でもわかりやすいように解説していきます。
- チューニングの頻度や重要性、基本的な考えがわかるQ&A
- チューナーアプリでのチューニング方法
- クリップチューナーでのチューニング方法
の3つに分けて解説します。
オススメのアプリやチューナーも具体的に例を挙げてご紹介いたします。
読み終わる頃にはご自身でチューニングが出来るようになりますので
「チューニングが上手くできない…」
「チューニングの自信がない…」
という方はぜひ最後までご覧ください!
チューニングの基本的な考え方 Q&A
毎日やりましょう!
チューニングは演奏や練習する上でとても重要です。
ギターチューニングは毎日の練習前に必須になります。
ピアノの調律は1年で1回で良いですが、ギターの場合はそうはいきません!
ギターは弦を直接はじくので、1日経つだけでも音がズレる場合があります。
それどころか、1時間も練習しているとそれだけでズレてきます。
アーティストがライブのMC中にギターのチューニングをしているのを見たことはありませんでしょうか?
あれは別のチューニングに変えている訳ではなく、「曲を弾いてるうちに音がズレてくる」ので元のチューニングに合わせ直しているんですね。
つまり、数曲演奏するだけでもチューニングがズレてくる場合があります。
なので、1日の練習前に音程が合っているか確認は必須!!
ズレていたらチューニングし直しましょう。
音程がズレた状態で練習すると単純に響きが気持ち良くないですし、音感も育ちません。
音程がズレているので、歌も音程が取りづらく歌いづらいです。
そしてズレが大きくなると、ちゃんとコードを押さえられているのに「あれ?変な音になる…」と、自分が上手く弾けてないと思ってしまい、ギターの挫折の原因にも繋がります。
なので、チューニングは毎日必ずやりましょう!
そして1時間ほど練習したら音がズレていないかチェック!
もしまだチューニングがどうしても上手く出来ない場合は、最寄りの楽器店(全国展開している店舗)に持っていきましょう。
その場で無償で合わせてくれるはずです。
ギターを続けている人ほどチューニングの重要性を理解しているので、頻繁に音の確認をしています。
慣れてきて音感が鍛えられると、1回ジャーンと弾くだけで「何弦が少しズレてる!」と気付けるようになります。
そんな、ギターを弾く人の習慣ともいえる「チューニング」を、ギター初心者の方でも出来るようわかりやすく解説していきます!
1弦:E(ミ)
2弦:B(シ)
3弦:G(ソ)
4弦:D(レ)
5弦:A(ラ)
6弦:E(ミ)
ギターの通常のチューニング(レギュラーチューニング)はこの音に合わせます!
アコースティックギターもエレキギターもクラシックギターも全て共通です。
ギターを持った時に上にくる1番太い弦を「6弦」
1番下の最も細い弦を「1弦」と言います。
そして下から順番に1弦、2弦、3弦…と呼びます。
これはどのギターでも共通ですので覚えましょう!
また、どの弦が何の音かはチューナーが表記してくれるので、最初の内は覚える必要はありません。
日々チューニングをしている内に自然と身についてきます。
ちなみに、このアルファベットはコード名ではありません。
単純にドレミなどの「音階を英語式に表したもの」です。
A(ラ)、B(シ)、C(ド)、D(レ)、E(ミ)、F(ファ)、G(ソ)、A(ラ)、B(シ)、C(ド)……
とA〜Gで表し、Gの次はまたAに繰り上がります。
どのアルファベットが何の音か最初は無理に覚えなくても大丈夫です!
それでも覚えてみたい!という方は覚えるコツを授けます!
「F」が「ファ」なのは発音的に何となく覚えやすいですよね!
F = ファ = FAということで。(Fが頭文字の同じファなのはたまたまです)
そこから数えていって、じゃあひとつ下の「E」は「ミ」!
「C」は「F」から数えて F,E,D,C…
そして音階はファ、ミ、レ、ド…だから 「C=ド」 !!
という感じで始めのうちはFを基準に数えていくと覚えやすいです。
その上で「ミラレソシミ、ミラレソシミ…」と唱えるとギターの各弦の音が覚えられます。
どの弦からでもオッケーです!
単純に上から(6弦から)合わせる方が多いですね。
真ん中の弦(3,4弦)から合わせる方がチューニングが安定しやすい!という意見もありますが、最初の内は気にしなくて大丈夫です。
特にアコースティックギターの場合は影響がほぼ無いので全く気にしなくて構いません。
※フロイドローズを搭載しているなど、チューニングが不安定な特殊なエレキギターの場合のみ気にすればOKです。
自分のやりやすい順番で合わせていきましょう!
アコースティックギターの場合どちらでも大丈夫です!
クリップチューナーはギターのヘッドに付けっぱなしに出来るので、より手軽に合わせられます。
今後何百回とチューニングしていくことを考えると、大きな利点になります。
「クリップチューナーでの合わせ方」でオススメのチューナーをご紹介しています。
音の合わせやすさはどちらの同じくらいですが、後述の「Guitar Tuna」というチューナーアプリは視覚的にわかりやすく、クリップチューナーよりも合わせやすくなっています。
こちらは「チューナーアプリでの合わせ方」でご紹介しています。
ちなみにエレキギターの場合は生音が小さいので、クリップチューナーの方が正確に音を取ってくれる場合が多いです。
(静かな場所であればアプリでも大丈夫です!)
音叉はやめておきましょう!
チューニングについて
「音叉で合わせるものだよ!」
「ハーモニクスで合わせればいいよ!」
という方がもし周りにいたら、あまり耳を傾けないようにしましょう。
ギターを始めたばかりのあなたをちゃんと親身に考えていれば、音叉をすすめることはまずありえません。
何十年も昔はチューナー自体がなかった為、「音叉」というラ(A)の音が出る金属の棒で音を鳴らして5弦を合わせ、その他の弦を、合わせた5弦の音と比較してナチュラルハーモニクス奏法で合わせる…という方法しかなかったのでそうやっていましたが、音叉でのチューニングは最初から音感を求められ、その難しさからチューニングの時点でギターを挫折してしまう原因となっていました。
チューニング方法とギターの上手さは全く関係ないですし、面倒なチューニング方法はギターの楽しさを阻害するだけなので、音叉ではなく便利なクリップチューナーやチューナーアプリを使って簡単に手早く合わせていきましょう!
この後の「合わせ方」の項を繰り返しご覧ください。
それでも出来ない…という場合は最寄りの楽器店へ!
この後、チューニング方法についての詳細を記載しています。
わかりやすく解説していますが、それでも感覚が掴めない…という方は最寄りの楽器店(全国展開している店舗)に持っていきましょう。
その場でチューニング(もちろん無償)してくれ、「チューニングの方法を教えてほしい」と伝えれば、親切に教えてくれるはずです。
楽器店に持っていきましょう!
弦を購入と同時に取り付けてほしいとお願いしましょう。
全国展開している楽器店であれば、しっかりと対応してくれます。
1本だけなら弦代と工賃を合わせても数百円で直せます。
時間も数分程度で完了すると思います。
時間もお金もあまり掛かりませんので
放置せずにすぐに持ち込みましょう!
自力で交換してみたい!という方は下記のページをご覧ください。
ちなみに、後述の「チューナーアプリでの合わせ方」で弦を切ってしまう心配が0になるチューニング方法をご紹介しています。
そちらも合わせてご覧ください。
チューナーアプリでの合わせ方
チューナーが手元にないという場合も安心!
スマホのチューナーアプリで音を合わせてみましょう!
オススメのチューナーアプリ
様々なチューナーアプリを試しましたが、その中でも非常に精度が高く、表示も親切で合わせやすいこちらがオススメ!
半音下げチューニングなど、特殊チューニングをする場合は有料なのが難点ですが、通常のレギュラーチューニングなら無料版で行えます。
アプリを起動したスマホに向けて6弦を鳴らそう
1番上の、最も低い音の鳴る6弦から鳴らしてみましょう!
左手は回すペグに触れておき、弦を右手のピックや指で鳴らします。
アプリは、本来の音より少し音が低い場合はこのように
針が左に触れて「低すぎる!」と表示されます。
逆に少し高い場合は右側に針が振れます。
ペグを回して音を合わせよう
音の鳴っている間のみチューナーが反応してくれますので、その間に左手でペグを回して合わせましょう!
6弦の場合、反時計回りに回すと音程が高くなり、時計回りに回すと緩んで音程が低くなります。
右手で鳴らした音が鳴り止みそうになったら、その都度ピックや指で音を鳴らし続けましょう。
針が真ん中にきているか確認!
6弦の場合、針がEの真ん中に合えばOKです!
※別の弦が表示される場合はかなり音がズレています
5弦を合わせたいのに6弦が表示されてしまっている…など
合わせたい弦を鳴らすと違う弦が表示されてしまっている場合は、大きく音がズレています。
回し過ぎると弦が切れる恐れもあるので、その場合はマニュアルモードに切り替えましょう!
弦を切る心配が0になるチューニング方法!マニュアルモード活用
画面上の合わせたいペグ(弦)のアルファベットをタップしましょう。
選択されるとその弦専用のチューニングが出来るマニュアルモードになります。
オートモードとは違い、このモードはいくら大きく音程がズレていてもちゃんと「今高いですよ!」「今低いですよ!」と表示してくれるので、「ペグを回す向きを間違えた!」ということが起こりません。
針が合わずいつまでもペグを締め続けてしまい、弦が切れてしまうということが起こりませんので、チューニングに慣れていない方でも安心して音を合わせられます。
その他の弦も合わせていきましょう
4,5,6弦はペグの回し方も同じですので
同様に合わせていきましょう。
(6弦=E、5弦=A、4弦=D)
1,2,3弦はペグが逆回転!
ヘッドの下側にペグが付いている1,2,3弦は緩めたり締めたりする場合の回し方が逆ですので注意しましょう!
(3弦=G、2弦=B、1弦=E)
それ以外は同様ですので、音を鳴らしながら合わせていきましょう。
1〜6弦全て合わせられたら最後にもう一周チェック!
一度合わせても、すぐに少しだけズレる場合が多いです。
特に元が大きくズレていた場合は、一度合わせてもほぼ間違いなくすぐにズレます。
なので、合っているかチェックも兼ねてもう一度6弦から順番に音を鳴らしてチューニングのチェックをしていきましょう。
ズレていても少しだけなので、音合わせに時間はかかりません。
これも習慣になるように毎回欠かさず行いましょう!
チューニング完了!
6弦から1弦まで順番に合わせ、もう一周音を確認して微調整したらチューニング完了です!
お疲れ様でした^^
毎日の練習前や、1時間以上練習した時は毎回やりましょうね。
クリップチューナーでの合わせ方
クリップチューナーのメリットとしては、
ギターのヘッドに取り付けたままに出来るので
・合わせたい時にすぐ合わせられる
これが最大のメリットですね。
スマホの操作が苦手な方や普段手元にスマホを持たない方はクリップチューナーが良いでしょう!
両方使い分けるのも良いですので、ひとつ持っておくと便利です。
オススメのクリップチューナー
YAMAHA YTC5
ヤマハのYTC5というギターチューナーがオススメです。
リーズナブルかつシンプルで使いやすく、ギターモードも搭載で1弦〜6弦をちゃんと数字で表示してくれます。
何よりこのチューナーが優れているのは、「周りで別の音が鳴っていても正確にギターの音だけ感知してくれる」こと!
通常、部活やスタジオ、ライブ中など、別の音に反応してしまい上手く合わせられません。
クリップチューナーは基本的にそういうもので、周りの音が大きいと合わせられないというのが普通なのですが、何故かこのヤマハのチューナーだけは合わせられます。
3,000円や5,000円のクリップチューナーでも出来ないことをこのヤマハのクリップチューナーだけが出来てしまいます。
何故でしょう?スペック表などを比較しても理由は掴めませんでした。
ですが色々なチューナーを試した結果、他のクリップチューナーでは出来ないことが1,500円のチューナーで出来てしまうんですね。
なので、私はライブやスタジオでもこのクリップチューナーを愛用しています。
機能のシンプルさと、音の反応の良さの2点が素晴らしく扱いやすいので、初心者の方に非常にオススメできます^^
ギターモードに切り替えよう
ギターのチューニングがしやすいギターモードに切り替えましょう。
ヤマハのチューナーに限らず、大体のチューナーには搭載しているかと思います。
ギターモードに切り替えると、例えば4弦をDに合わせる時は4(弦)、3弦をGに合わせる時は3(弦)と、音を鳴らすと弦の数字も一緒に表示してくれます。
YAMAHA YTC5の場合は、電源ボタンを短く押すとモードが切り替えられます。
CHROMA=クロマチックモード(音階のみ表示)
GUITAR=ギターモード
BASS=ベースモード
UKULELE=ウクレレモード
この順番で切り替わっていきますので、「GUITAR」を画面に表示させましょう。
ギターのヘッドに取り付けよう
ヘッドにクリップを挟むことで、弦の音の振動をギターのボディを経由して正確に感知してくれます。
ヘッドであれば基本的にどの位置でも構いません。
自宅でスタンドなどにギターを保管する際も、ヘッドにクリップチューナーを付けっぱなしにしておくと次回もチューニングがすぐに行えますのでオススメです!
まずは6弦を鳴らしてみよう
右手のピックや指で6弦を何も押さえず鳴らしましょう。
例えば少し音が低い場合はこのように表示されます。
ペグを回して音を合わせよう
6弦の音が低い場合は、ペグを反時計回りに回して締めていくことで音程が上がっていきます。
※4,5,6弦は反時計回りですが、1,2,3弦は逆の時計回りになります。
針が真ん中にきているか確認!
6と表示されている状態で針が真ん中にくればOKです!
分かりやすく、色が緑色に変わってくれます。
多少針がぶれても真ん中に何度か合っていれば大丈夫です。
その他の弦も合わせていきましょう
他の弦も同様に合わせていきましょう!
先ほど書いた通り、音程を上げる場合は4,5,6弦は反時計回り、1,2,3弦は逆の時計回りでペグを回し合わせていきます。
針が右側に来ていて音程が高くなっている場合は、上記の逆回転で緩めて音程を下げます。
1〜6弦全て合わせられたら最後にもう一周チェック!
一度合わせても、すぐに少しだけズレる場合が多いです。
特に元が大きくズレていた場合は、一度合わせてもほぼ間違いなくすぐにズレます。
なので、合っているかチェックも兼ねてもう一度6弦から順番に音を鳴らしてチューニングのチェックをしていきましょう。
ズレていても少しだけなので、音合わせに時間はかかりません。
これも習慣になるように出来るだけ欠かさず行いましょう!
チューニング完了!
6弦から1弦まで順番に合わせ、もう一周音を確認して微調整したらチューニング完了です!
お疲れ様でした^^
毎日の練習前や、1時間以上練習した時はチューニングをしていきましょう!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
ギターを始めた最初につまづいてしまうこともある「チューニング」について解説させていただきました。
演奏や練習をする上でとても大事な作業ですが、「これで良いのかな?」と悩んでしまう部分を少しでも解決に繋げられたら幸いです。
それでは、皆さんのギター生活が素敵ものになりますように!
最後までご覧いただきありがとうございましたー!!